実 績

2019年度 健康診断事業の実施状況

2019年4月1日から2020年3月31日までに実施した健康診断の受診者総数は 919,572人(表1)であり、今年度は対前年度比100.6%と若干の増加となった。

表1:健診種目別件数
事業所数 健診人数
定期検診 25,702 367,116
特殊健診 8,966 181,983
生活習慣病健診 30,246 370,473
合 計 64,914 919,572

2019年度の健康診断種目別割合は、(図1)に示す通り、事業所数では生活習慣病46.6%、定期健診39.6%、特殊健診13.8%となっている。健診人員でみると (図2)にある通り、定期健診39.9%、生活習慣病40.3%、特殊健診19.8%であり、定期健診、生活習慣病健診は共に約4割前後の受診であった。

図1:健診種目別実施事業所数割合

図2:健診種目別実施事業所健診人数割合

※各図表の構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100%とはならない場合があります。

2019年度の定期健康診断の受診者数は367,116人で前年より14,871人(前年比3.89%の減少)であった。

2019年度 健診項目別有所見率について

労働安全衛生法における定期健康診断の必須項目である身体検査(BMI)、血圧測定、尿検査等の実施者が多く、ほかの健診項目別の実施状況においては(表2)の通りである。性別、健診項目別に有所見率をみると有所見の率が最も高い健診項目は血中脂質で59.5%であり、次いで血圧測定40.3%であった。

表2:定期健康診断 項目別有所見者数
有所見数(人)
健診項目 男 性 女 性 合 計
BMI 87,047 46,244 133,291
腹 囲 87,928 15,926 103,854
胸部X線検査 16,915 8,122 25,037
血圧測定 107,192 36,904 144,096
貧血検査 29,604 28,131 57,735
肝機能検査 45,136 7,775 52,911
血中脂質検査 123,167 60,727 183,894
尿蛋白検査 6,566 3,207 9,773
心電図検査 38,938 15,954 54,892
糖代謝検査 35,722 12,965 48,687

また、生活習慣病健康診断の性別、健診項目別に有所見率をみると(表3)有所見の率が最も高い健診項目は血中脂質検査で63.9.%次いで血圧測定44.1%であった。性別においても男女ともに高いのは血中脂質検査(男性67.4%、女性57.2%)であり、男性で高いのは血圧測定(男性50.0%、女性32.7%)であった。

表3:生活習慣病健康診断 項目別有所見者数
有所見数(人)
健診項目 男 性 女 性 合 計
血圧測定 119,669 39,989 159,658
心電図検査 49,233 19,517 68,750
胸部X線検査 26,541 11,051 37,592
胃部X線検査 30,178 13,343 43,521
眼底検査 7,132 2,715 9,847
血液一般検査 61,951 40,970 102,921
肝機能検査 68,144 13,913 82,057
血中脂質検査 160,741 69,761 230,502
糖代謝検査 54,489 14,754 69,243
痛風検査 49,542 2,425 51,967
腎機能検査 28,772 28,837 57,609
便潜血検査 8,948 3,311 12,259

図4-1:定期健康診断 性別検査項目有所見率

図4-2:生活習慣病健康診断 性別検査項目有所見率(生理学検査)

生理学検査で有所見率が最も高いのは血圧測定(男性50.0%、女性32.7%)であり、次いで高いものは胃部X線検査(男性32.8%、女性38.6%)であった。

図4-3:生活習慣病健康診断 性別検査項目有所見率(血液検査)

生活習慣病健康診断において、血液検査で有所見率が最も高いのは男女ともに血中脂質検査(男性67.4%、女性57.2%)であり、過半数を占めている。次いで高いものは男性で肝機能検査(28.5%)、女性で血液検査一般(33.6%)であった。

図4-4:生活習慣病健康診断 性別検査項目有所見率(尿検査・便潜血検査)

尿検査、便潜血検査では、有所見率は腎機能検査が高く、男性12.1%、女性24.0%であった。女性に関しては、男性の約2倍と所見率に大きく差が見られた。

2019年 作業環境測定の実施状況

2019年に作業環境測定を実施した事業場の総数は、事業場で首都圏を中心に北海道から大阪まで、1都1道1府20県に及んでいる。作業環境測定を実施した単位作業場所の延べ数は、7,264事業場所で、前年度と比較すると193単位事業場所の増加となった。実施項目別の延べ場所数については、 (表4)に示す通りである。

表4:作業環境測定実施項目別の延べ作業場所数
有機溶剤 粉じん
(石綿を除く)
石綿 非金属類 金属類
(鉛を除く)
騒音
作業場数 2,981 1,205 0 2,165 424 16 473
対前年増減数 126 ▲18 0 64 31 ▲3 ▲7

実施項目別の状況では、有機溶剤が全体の41.0%、非金属類が29.8%、粉じんが16.6%で、この3項目を合計すると実施全単位作業場所の約87%を占めている。

図5:作業環境測定実施項目別作業場数