実 績

2016年度 健康診断事業の実施状況

2016年4月1日から2017年3月31日までに実施した健康診断の受診者総数は 922,929人(表1)であり、2009年以降は毎年増加していたが、今年度は対前年比99.0%と若干の減少となった。

表1:健診種目別件数
事業所数 健診人数
定期検診 27,969 423,879
特殊健診 14,433 166,184
生活習慣病健診 31,195 332,866
合 計 73,597 922,929

2016年度の健康診断の種目別割合は、(図1)に示す通り、事業場数では生活習慣病42.4%、定期健診38.0%、特殊健診19.6%となっている。 (図2)健診人員で見ると定期健診45.9%、生活習慣病36.1%、特殊健診18.0%であり、半数近くは定期健診の受診であった。

図1:健診種目別実施事業所数割合

図2:健診種目別実施事業所健診人数割合

※各図表の構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100%とはならない場合があります。

2016年度の定期健康診断の受診者数は423,879人で前年より82,326人(前年比16.3%)の減少であった。

2016年度 健診項目別有所見率について

労働安全衛生法における定期健康診断の必須項目である身体検査(BMI)、血圧測定、尿検査等の実施者が多く、他の健診項目別の実施状況においては(表2)の通りである。

表2:定期健康診断 検査項目別有所見者数
有所見数(人)
健診項目 男 性 女 性 合 計
BMI 89,221 41,130 130,351
腹 囲 1,419 225 1,644
胸部X線検査 4,725 1,749 6,474
血圧測定 60,278 16,696 76,974
貧血検査 20,143 17,290 37,433
肝機能検査 38,209 5,603 43,812
血中脂質検査 72,894 30,811 103,705
尿蛋白検査 5,681 2,528 8,209
心電図検査 18,960 7,482 26,442
糖代謝検査 21,729 6,437 28,166

性別、健診項目別に有所見率(要観察、要精検、要医療、治療中の割合)をみると有所見者の率が高い健診項目は血中脂質検査で39.9%であり、次いでBMI35.7%であった。

表3:生活習慣病健康診断 検査項目別有所見者数
有所見数(人)
健診項目 男 性 女 性 合 計
血圧測定 57,400 17,704 75,104
心電図検査 21,481 7,597 29,078
胸部X線検査 5,272 1,499 6,771
胃部X線検査 7,767 2,994 10,761
眼底検査 4,379 1,571 5,950
血液一般検査 34,132 23,752 57,884
肝機能検査 52,784 10,411 63,195
血中脂質検査 88,940 35,152 124,092
糖代謝検査 26,445 6,890 33,335
痛風検査 23,339 853 24,192
腎機能検査 14,358 13,037 27,395
便潜血検査 7,275 2,568 9,843

性別、健診項目別に有所見率(要観察、要精検、要医療、治療中の割合)をみると有所見者の率が高い健診項目は血中脂質検査で44.9%であり、次いで血圧測定27.0%であった。 性別においても男女とも最も高いのは血中脂質検査(男性47.1%、女性40.1%)であり、次いで血圧測定(男性30.2%、女性20.1%)であった。

図4-1:定期健康診断 性別検査項目有所見率

図4-2:生活習慣病健康診断 性別検査項目有所見率(生理学検査)

生理学的検査で有所見率が最も高いのは男女共に血圧測定(男性30.2%、女性20.1%)であり、次いで高いのは心電図検査(男性11.4%、女性8.8%)であった。

図4-3:生活習慣病健康診断 性別検査項目有所見率(血液検査)

血液検査で有所見率が最も高いのは男女共に血中脂質(男性47.1%、女性40.1%)であり、次いで高いの肝機能検査(男性27.9%、女性11.9%)であった。

図4-4:生活習慣病健康診断 性別検査項目有所見率(尿検査・便潜血検査)

尿検査、便潜血検査でで有所見率が最も高いのは男女共に腎機能(男性7.6%、女性14.9%)であり、特に女性においては男性の2倍以上と高率であった。

2016年 作業環境測定の実施状況

2016年に作業環境測定を実施した事業場の総数は、904事業場所で、首都圏を中心に青森県から大阪府まで1都・2府・19県、に及んでいる。 作業環境測定を実施した単位作業所の延べ数は、6,336単位作業場所で、前年と比較すると、770単位作業場所の増加となった。実施項目別の延べ場所数については、 (表4)に示すとおりである。

表4:作業環境測定実施項目別の延べ作業場所数
有機溶剤 粉じん
(石綿を除く)
石綿 非金属類 金属類
(鉛を除く)
騒音
作業場数 2,533 1,133 0 1,791 380 23 476
対前年増減数 474 57 0 176 48 ▲4 19

実施項目別の状況では、有機溶剤が全体の40.0%、非金属類が28.3%、粉じんが17.9%で、この3項目を合計すると、実施全単位作業場所の約86%を占めている。

図5:作業環境測定実施項目別作業場数